何となく雰囲気で書いてる1日坊主のブログ

雰囲気でいろんなこと書いてます。声優、アニメ、マンガ、ダイエットとか色々。引きこもり感隠して社会に馴染むために旅行に行ったりもします。

いい感じにちょっと寂しい観光地~岐阜⑥ 美濃市~

岐阜編⑥

…というわけでやっと折り返し地点なんですよね。

2日目後半。

下呂温泉からどこに行ったかというと美濃市

下呂温泉から2時間ほどかけてやっと到着…

長良川鉄道美濃市駅無人駅、ホームは一つ、周りには学校、家、空き地…

なんかのアニメとかに出てきそうな田舎な感じ!

岐阜県の観光地といえば!というのにはなかなか出てこないと思いますが、私としては岐阜県のこの後半戦の美濃市以降も結構面白かったです。

 

美濃市といえば和紙!で、美濃市の一大イベント(というかこの時期にしかあんまり人が来ないらしい)「美濃和紙あかりアート展」というあかりのオブジェを町に飾って町全体がアート展になるという感じのイベントが有名です。10万人ぐらいの人が来るらしいとってもに大きなイベントです。

もともと美濃はうだつ(という建物についている防火壁のようなもの)のある建物が有名で、それをブランディングしようと開始したイベントのようです。もちろん元々美濃和紙は有名ですが!

写真だけ見ましたが本当にきれいでした。あとちょっとだったのに…とちょっと残念に思いつつ、イベントの時は人が多すぎて大変だと聞いたのでそれは困るな…とも思いました。

10月にやっているようで、残念ながらこの時は観光客が…数名…といった感じ。

しかしながらあかり屋さんでちょうちんに和紙を貼っている様子を見たり、お話を聞いたりは出来ました。あかり屋さんのお店のひとがとってもお話し好きで和紙の貼り方から和紙の作り方、柄のこと…。機械で透くのと手で漉くのでは色が違ったり、むらが出来たり、ベテランの人と素人の人が漉いた和紙が全然違うこと…。などなど1時間ぐらい話してましたかね。

ずっとやっているからこそ、いろんなこだわりがあって私達にはわからない小さな小さな違いがすごーく大切なことだったり、仕事の出来につながったり、…何かを極めている人ってすごい。

友人へのお土産で小さめの提灯を買いました~かわいい

 

本当は美濃和紙あかりアート館というアート展の作品が展示してあるところに行きたかったんですが…残念ながら時間切れでした。開館時間や休館日は事前に調べなきゃダメですね~

まぁ気を取り直して、美濃市の観光~

うだつの上がる町並み(伝統的建物物保存地区)、通称目の字通りをお散歩。

目の字みたいな道の作りだから目の字通り。まんまですね。

先ほど少しだけ触れましたが、うだつというのは元々防火のために隣家との間の屋根を少し高くしたもので、簡単に言えば正面から見ると屋根の両端がちょっと高くなっていてそこに装飾がついているもの、って感じですね。

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このうだつは徐々に防火目的から、装飾の目的が強まり、かっこいいうだつを作る(あげる、という様ですが)ことは富や権力の象徴となった、といった流れだったと思います。確か。

よく「うだつがあがらない」という言葉を聞きますが、ここからきているんですね~うだつを上げるにはそこそこお金が必要ですから裕福でなければできないわけです。つまりうだつを挙げることが出来ないということは裕福でない、裕福な状態になれない、出世できない、とかまぁそんな感じの意味になるわけです。

建築に疎いので、そういった装飾品のすごさとかわかりかねるんですが、とにかくうだつ押しがすごかった…。うだつくんとかいたし。

うだつくん|ゆるキャラグランプリ オフィシャルウェブサイト

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確かにそれぞれの建物のうだつは種類が若干違って、説明文とかは実はあんまり頭に入ってこなかったんですが…詳しい人は面白いんだと思います。

 

美濃市の観光地の一つに、美濃橋という橋があります。あかり屋さんで聞いたところ、目の字通りからは歩くとそこそこあるし、下呂温泉以上に電車がないから1時間以内に戻ってきたいし、行くにはかなりきっつい坂があるらしいし、荷物重いし、でも行かないとなるともうこの周辺に見るところないし1時間もひまつぶすのきついし…と思っていたら、店員さんとっても優しくて荷物を預かってくれました。なんなら車だそうか、とまで言ってくれましたがそこは一応遠慮して。まぁレンタサイクルが観光案内所に確かあったし、それで行こう!と思ったんですが…なんと時間が…これもリサーチ不足…

ということで、ランニング!!10~15分程度で橋までつきました。たしかにきっつい坂もありましたが、以外とすぐ着いたのでよかった…。

赤い橋です。古すぎて真っ赤とは言えませんが、真っ赤だったんだろうな、しかも結構大きい橋だから真っ赤だったらすごい存在感だったんだろうな、と感じました。f:id:aaacham:20180506132825j:plain 国指定重要文化財で、現存する最古の近代吊橋らしく、車は通行できません。長良川にかかる橋で、当時(大正時代)としては最長の支間だったようです。

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確かに古い…わたってみると、結構長いし、川の流れも速いし、高いし、なんせ古くて若干怖いけどでも風が気持ちよくて、私しかいないし、なんかよかったです。

そして橋までのランニングの最中に川湊灯台というのも発見。f:id:aaacham:20180506133133j:plain こちらは県指定の重要文化財長良川は物資運送に使われていたらしいので、それ用ですね。雪景色とか紅葉とかの季節にくると綺麗みたいですが、晴れた空があればなんでもオッケーな気がする。 個人的には灯台といえば海のイメージだったので、ランニング中の道に突然灯台が出てきたのは、びっくりはしませんでしたがこんな感じなのかふーんと思いました。

 あとはちょこちょこなんかの像なのか祠なのか(多分水難から守ってくれる的なやつ)がありましたがあんまり時間がなかったのでよくは見られませんでした。

そんなこんなで頑張って走ってまたあかり屋さんまで戻ったところ、店員さんにあそこに歩いて行ったの!?とびっくりされつつも無事荷物を回収し、宿である郡上八幡へまた移動したのでした。

 

ちなみにあかり屋さんの店員さんは本当に良い人で、郡上八幡に行くけれども電車がやばいというようなこと言ったところ、電車ないしそんなに遠くないから車だしてあげるよと再度言ってくださったのですが、丁重にお断りして、再度ダッシュで駅へ向かいました。(しかもお断りすると、間に合わなかったら戻っておいでとまで言って下さいました。)

間に合ったのでその必要はなかったのですが、岐阜の人、とってもいい人! 

閑散期であったこともあると思いますが。

実は高山でも車だそうかと言ってくださった岐阜県民の方がいて、やさしさがあふれてましたね~

多分岐阜だけではありませんが、普段から車を使って移動する機会が多い、というか車がないと生きていけない(らしい)土地だと車がない大変さがよくわかるからなんでしょうね。こっちじゃ考えられないし、そもそも言われたらちょっと怖いし…でも怖いとか思わないほど人の好さが溢れていました~美濃市にいた時間はかなり短めではありましたが、とっても好きな街になりました。

 

そしてこのあとは水の町、郡上八幡へ。